投資や「つみたてNISA」を始める最適なタイミング

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している今、株式市場では「日経平均30年ぶりに3万円の大台」「アメリカの株式市場は連日最高値」といった株価が上昇しているニュースが多く報道されています。

 
研究員
株価は高くて、経済は回復してないから暴落しそうだよー
 
ラボリーダー
株価が暴落してから投資を始めたいと考えるよね

この考えは投資に失敗する人の思考回路です。

この記事で解決できる悩み

・投資や「つみたてNISA」を始めたい
・投資を始めるタイミングを知りたい
・投資の第一歩を踏み出せない

 
研究員
投資を始めたいけど始めたとたんに下がりそうで怖いよ
 
ラボリーダー
初心者が始めるべき最適なタイミングを教えるよ

この記事では、初心者が投資を始めるべき最適なタイミング、投資を失敗する人の行動を紹介します。

結論

投資を始めようと思ったら今すぐ始めるべき!

この記事を読んでいる方は、投資を始めようと思っている方かと思います。その方は変なことを考えずに今すぐ投資を始めるべきです。

株価が値上がりしていても、値下がりする相場でも「常に今すぐ始める」べきです。

実際に僕も「常に買い時」と考えて毎月投資信託を買って積み立てています。

投資を今すぐ始めるべき理由

まず、この記事の前提としては「老後資金」「教育資金」に備えた資産形成を行いたい方向けです。

そういった方に成功するためには、いつ投資し始めればいいのか?ということです。

「すぐにお金持ちになりたい」とか「100万円を10年後に1億円にする方法」ではありません。

そういった方は、「投資タイミングを見極め、レバレッジをかけた信用取引で個別株に集中投資」してください。

95%の方が失敗すると思いますが、個人の考え方次第です。

大半の方は、働いて安定した給与をもらいながら、老後や将来に備えた資産形成をどうするか真剣に悩んでいると思います。

 
研究員
人生100年時代って言われているよね
 
ラボリーダー
国も老後資金が2000万円不足する試算を出しているよ

これは、平均的な引退世代が受け取る1か月の「公的年金」が19万円である一方、平均支出額が24万円程度と言われているためで、毎月5万円の赤字になります

つまり、仮に60歳で定年退職して95歳まで生きた場合は2,100万円不足するということです。

 
ラボリーダー
資産運用を通じて2000万円の自分年金を作る必要があるよ

どうやって「自分年金」を作ればいいかというと投資の世界ではいくつかの答えが用意されています。

その1つが「長期に積立投資をして配当を再投資し続ける」というものです。

理由①長期投資ならタイミングを考えなくていい

長期投資は10年、20年といった長い時間投資商品を保有して、価格の振れ幅を抑えて、リターンを安定させる投資手法です。

 
研究員
なんで長期投資は始めるタイミングを考えなくていいの?


その理由は、経済は短期では値動きが上下しながらも、長期では徐々に成長していくからです

国際通貨基金(IMF)が調査する「世界の実質GDP成長率」を見ると、世界経済は毎年2%~6%程度で成長し続けています。

2000年以降で成長率がマイナスになった年は、リーマンショックのあった2009年のみです。

POINT!
2020年も新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界経済はマイナスになりました。
しかし、ワクチンの接種が進んで経済活動が再開すれば好転します。
世界経済は上がったり下がったりを繰り返しながらも長期的に見れば確実に成長しているということです。

理由②長期投資をするなら早いほどいい

長期投資の場合には「いつ始めるか」より「どのくらい期間投資できるか」が重要です。

これは非常に重要なことです。

投資期間は長く持つほど勝てる可能性が高まります。「勝てる」というのは投資成績がマイナスにならないということです。

これは、過去の膨大なデータや様々な研究で明らかになっています。

そのため、長期投資では「始めるタイミング」よりも「とにかく続けること」が大切です。

また、時間を味方につけることで大きなメリットがあります。その1つが複利効果を最大化できる点です。

複利効果についてはコチラの記事をチェック!

長期投資を失敗する人の行動

長期に積立投資をして配当を再投資し続ける

この投資戦略は、投資の神様と言われるウォーレンバフェットをはじめとする著名な投資家が個人投資家におすすめしています。

しかし、この投資戦略は実行することが不可能と言えるくらい難しいという問題があります。

本来、長期に積立投資を行うには

  1. 口座を開設する
  2. どんなファンドに投資するか決定する
  3. 積立の設定をする
  4. あとは「ほったらかす」

これだけです

しかし、実際に運用がはじまると、誰も積立投資ができないほか、保有し続けることができません。

失敗する行動①暴落時にあわてて売る

世界の株式指数のチャートを見てください。

直近5年の世界の株式指数

コロナショックで2020年3月に30%を超える暴落があったことがわかると思います。

過去40年を振り返ると20%を超える暴落は9回ありました。これは4~5年に1度暴落が訪れるということです。

株式市場ではたびたび暴落が訪れます。そのたびに個人投資家はあわてて売ってしまいます。

株価はもっと下がるのではないか?長期に低迷するのではないか?と考えるからです。

失敗する行動②弱気相場で積立投資をやめる

長期投資において積立投資は非常に重要ですが、弱気相場の中では悲観的なニュースが多く報道されます。

本来、長期投資を行っている中で株価が低迷している局面でこそ積立投資をする絶好のタイミング(安く買えるため)ですが、多くの個人投資家は積立投資をやめてしまします。

実際、コロナショックで株価が暴落した時にも、「コロナの感染拡大が長引きそうだ」「都市のロックダウン」「緊急事態宣言による外出自粛」などの悲観的なニュースが多く報道されていました。

長期での積立投資を継続した方は、その後の株価上昇の恩恵を受けられました。

一方で、積立投資をやめた方は絶好の買い場を逃して機会を損失したことになります。

失敗する行動③強気相場でも積立投資をやめる

 
研究員
株価が上昇していたら簡単に積立投資できるよ
 
ラボリーダー
実はそうでもないんだよ

例えばダウ平均は2013年以降、リーマンショック前の高値を更新し続けていました。

多くの人たちは「暴落したら投資を始めよう」「暴落したら買い増そう」と考えて投資を始めなかったり、積立投資を見送ったりします。

株価が上昇していると個人投資家はなるべく安値で買おうと欲をだして投資タイミングをはかるようになります。

しかし、相場は都合よく動いてくれませんから結局買い増せないことで機会を損失してしまいます。

失敗する行動④SNSの投資アカウントを見る

積立投資を始めると株価の動きや経済のニュースが気になるようになります。

なかでもTwitterやYouTubeなどのSNSを見ていると「3か月で200万円増えました」「1年で倍になりました」「仮想通貨で500万円が4000万円になりました」

こういう人が目につきます。派手に稼いでいる人を見ると、自分がやっている長期投資がバカらしくなってしまい他の投資先が魅力的だと思って、そっちに乗り換える人が多いです。

長期投資を失敗する人の行動

・暴落時にあわてて売る
・弱気相場で積立投資をやめる
・強気相場でも積立投資をやめる
・SNSの投資アカウントを見る

これらの理由から、当初決めたはずの長期で愚直に積立投資するということは簡単なようで誰にもできません

投資経験が10年以上ある個人投資家ですら難しいと感じているのに、これから投資を始めたい投資家にはさらに難しいことです。

まとめ

長期投資のメリットは

  • 投資初心者でも
  • 少額から始めることができて
  • 完全ほったらかしでも
  • 長期でやれば勝てる

ということです。「始めるタイミング」よりも「できるだけ長い期間投資する」ことが重要です。

資産運用の必要性は感じているけど投資の第一歩を踏み出せないという方は

今すぐ始めることが一番勝てる可能性が高いです。

投資を失敗する人は

  • 暴落時にあわてて売る
  • 弱気相場で積立投資をやめる
  • 強気相場でも積立投資をやめる
  • SNSの投資アカウントをチェックする

という人です。

仮に投資を始めた途端に株価が暴落しても積立投資をやめないでください

長期に積立投資で最も重要なことは値下がりしている時に買い増すことだからです。

値下がりした時に買い増した株式や投資信託が値上がりした時に利益となります

むしろ値下がりした時は「安く買えるぞ!やった!」と思うぐらいがちょうどいいです。

また、SNSでは派手な情報が目につきます。しかし、他人の投資成績は自分には一切関係ないです。

他人の1億円は自分には1円の価値もありません

投資を始めた時の方針を信じて愚直に積立投資を長期間続けていきましょう!

なお、僕は長期投資には楽天証券を利用しています。初心者にはおすすめの証券口座で、楽天証券を利用している理由や口座開設手順はコチラをチェック!

つみたてNISAについてはコチラをチェック!

おわりに

 
ラボリーダー
ここまで読んでいただいてありがとうございます

この記事では投資を始めるタイミング、投資を失敗する人の特徴を紹介しました。

人生100年時代で誰もが資産運用を開始しなければいけません

この記事をきっかけとして投資を開始し、「自分年金」を作っていただければうれしいです。

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