・インデックスファンドに投資したい
・インデックスファンドとアクティブファンドの違いを知りたい
・長期間の投資で教育資金、老後資金を貯めたい
インターネット上にはインデックス投資をおすすめする情報が多く掲載されています。
僕も実際にインデックスファンドへの長期投資を行っており、インデックスファンドへの投資をおすすめしています。
この記事では、インデックスファンドとアクティブファンドを比較して、インデックス投資をおすすめする理由を説明します。
インデックスファンドとは
まず、インデックスファンドとはどういうものか説明します。
日経平均、NYダウといったニュースでやっている株式指数(インデックス)に連動する投資信託のことです。
「株式投資=会社の株を買う」というイメージの人も多いと思います。
例えば、トヨタ、任天堂といった株価が伸びそうな会社の株を買って、値上がりしたら売って儲ける!というものです。
インデックスファンドへの投資は「会社の株」ではなく「指数」を機械的に買う投資方法です。
指数とはたくさんの株を一つの袋に詰め合わせたようなものです。
NYダウ=米国を代表する30社を袋に詰め合わせた指数
つまり、個別の会社を買うのではなく、たくさんの会社を袋に詰め合わせた袋自体=インデックスファンドを買うという投資です。
アクティブファンドとは
次に、アクティブファンドはどういうものか説明します。
アクティブファンドとは、あらかじめ決められた運用方針のもとでプロの投資家が投資する企業や投資割合などを決定し、市場平均を上回る成績を目指す投資信託です。
プロの投資家が運用しているため、市場平均を上回るアクティブファンドもあります。
また、インデックスファンドと違い日経平均のような株式指数に連動する必要もないため、値上がりする可能性の高い銘柄を厳選して投資することも可能です。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
インデックスファンドとアクティブファンドの違いは以下の通りです。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
指数(日経平均など)と同じ値動きをすること | 運用目的 | 独自のテーマで銘柄を選定し、指数を上回る成績を目指す |
比較的安い | コスト | 比較的高い(ファンドマネージャー、アナリストなどの人的コスト) |
・低コストで市場全体に投資できる ・代表的な指数に連動するものが多く情報が得やすい | 特徴 | ・ファンドの種類が多くテーマや目的に沿った投資ができる ・いいファンドを探せば指数以上の成績が期待できる |
違い①運用目的
運用目的を確認しましょう。
インデックスファンドは、特定の指数と投資信託の値動きが一緒になるよう運用されています。
たとえば、テレビでよく目にする日経平均株価は、日本の各業界の代表企業など225社をピックアップしてそれぞれの株価を足し合わせ、平均したものです。
日経平均と一緒の値動きになることを目的としたインデックスファンドであれば、日経平均が1%値上がりした日は、投資信託も同じように1%値上がりします。
一方でアクティブファンドは、日経平均株価のような指数を上回る運用成果を出すことが目的です。
たとえば、日経平均株価が1か月で10%値上がりするとしたら、20%の値上がりを目指す運用をします。
そのため、企業の成長力などを丹念に分析し、指数を上回る値上がりが期待できそうな銘柄を選別してファンドに組み入れます。
違い②運用コストはインデックスファンドが安い
投資信託は売却しない限り、運用会社などに対して「信託報酬(信託報酬)」という手数料を支払い続けます。
信託報酬は、投資信託に投資しているお金から差し引かれます。支払う金額は1年間合計で1%前後というものが多いです。
たとえば、信託報酬が年1%の投資信託で100万円運用するケースを考えてみましょう。
なぜこの差が生じるのかというと、インデックスファンドは指数と同じ値動きになるように機械的に買います。
一方、アクティブファンドは市場平均を上回る成績を目指してプロの投資家であるファンドマネージャーやアナリストなどたくさんの人を雇うため人件費がかかります。
そのため信託報酬が高くります。

おすすめはインデックスファンド
過去の実績をみるとプロが運用するアクティブファンドの平均がインデックスファンドに勝ったことはほとんどないからです。
数か月や1年単位の短期間ではインデックスファンドを上回る成績を出しているアクティブファンドはありますが、これは例えればジャンケンにたまたま勝っているのと同じことです。
専門家である投資のプロでも相場を完璧に読むことはできません。
10年、20年という長期間では銘柄選定やタイミングを間違えてパフォーマンスを低下させます。
これはジャンケンに10回連続、20回連続で勝つことと同じです。
繰り返しますが、投資のプロでも初心者でも誰も相場を完璧には読めません。
僕たち個人投資家ができることは信託報酬を下げるということです。
投資信託が10%値上がりしても信託報酬が5%であれば、投資元本は10%-5%=5%しか増えません。
信託報酬が1%なら投資元本は9%増えます。
この4%の違いは10年、20年という長期では大きな違いになります。
仮に毎月3万円を20年間つみたてて運用すると以下の表となります。

5%だと20年後の資産額は約1200万円、9%だと約2000万円となります。
20年後には800万円もの違いがあります。
まとめ
・インデックスファンドは指数に連動して機械的に運用している
・アクティブファンドは投資のプロが運用している
・過去の実績ではアクティブファンドがインデックスファンドを上回ったことはほとんどない
・今まで運用成績のよかったアクティブファンドも、将来よいかはわからない
・信託報酬の違いは長期間で大きな違いになる
・信託報酬が安いのでインデックスファンドを選ぶ
僕は、インデックスファンドへの長期投資こそが資産を最大化できると考えています。
なお、インデックスファンドの商品は多く、中でもおすすめの商品はコチラで紹介しています。

とは言え「短期間で最大の成績を狙うんだ!」という人もいると思います。
その考えを否定するつもりはありません。ただ、インデックスファンドへのつみたては投資初心者向けだと考えています。
これをきっかけとして、さまざまな投資商品に興味を持っていただき自分自身の最適な投資手法を見つけていただければ嬉しいです。
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